お風呂よもやま話 特別編

大阪みどり温泉 背景画公開作製

日時:

平成15年10月7日(火) 16:00〜18:00

場所:

大阪市東住吉区鷹合3-17-19 
みどり温泉 浴室

絵師

中島盛夫氏

解説

町田忍氏


それではスタート!

p.m.4:15

実はちょっと遅刻していったのですが、浴室内は超満員。結構若い方が多く、女性も目立ちました。目測50〜60人程いたと思われます。テレビカメラも入ってました。
この時点では薄いブルーで富士山の輪郭が書かれていました。書かれているのはアルミのプレートだそうです。
ペンキは5色ほどで全ての色を出されるということでした。
中島氏は現役絵師の中では、最年少の昭和20年生まれです。

p.m.4:30

最初は刷毛でべた塗りされていきます。
左手に持っておられるのは、パレットならぬ段ボールの切れっ端です。たまに下におかれたペンキ缶から色を作り、段ボールの上で微調整されます。
中島氏はカラオケが趣味で先生の資格もお持ちだとか。いつもはカラオケの練習曲(もっぱら演歌)のテープを聴きながら作製されているという裏話も飛び出しました。

p.m.4:45

この時点で、全体の絵が大まかに完成。一服タイムになりました。
この時点まで、後ろに下がって全体を見ることはされなかったと思います。
質問コーナーでは、中島氏が新聞広告でこの職業を見つけた話や、ペンキ絵はどんどん塗り重ねて行くという話、東京で多いトタンに描く場合はたわみや継ぎ目にも注意しなくてはいけないというような話が出ました。
町田氏は気軽にサインに応じておられました。

p.m.5:15

予定より休憩時間が延びましたが、再開。
左の写真は雲を布を叩き付けるような手法で描かれているところです。
手法については、各絵師が独自のものを持っているということでした。
またペンキ絵を描く作業は乾きにくい等の理由から、春〜秋に掛けて行うことが多いそうです。

p:m.5:30

松が描かれるとグッと遠近感が出てきます。松は大胆に茶色で幹を描き枝葉を足して行かれました。
湖に浮かぶ小舟(町田氏いわくアベックのボート)やホテルの建物などを描き入れ完成間近。
最後に日付とサイン、場所を書き込まれました。

p.m.5:50

「完成です」の言葉と共に拍手です。
ぱちぱちぱち。
絵は現実にある風景ではありませんが、本栖湖からの眺めを元に描かれています。5千円札と同じ角度だそうですので、ご参考に。

もう一枚は、西伊豆からの富士山の眺めです。

もちろんの事ながら、初めて見るペンキ絵の作製。実質1時間半ほどの作業時間でしたが、あっという間でした。
町田さんも中島さんもリラックスしたムードで、笑いを交えながらの楽しい時間でした。

 

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