京都の銭湯基礎知識

ところ変われば品変わる。ここでは、京都の銭湯に行くにあたっての基礎知識を案内します。
他のマナーは全国共通。基礎知識を頭に入れたら早速お風呂屋さんへ、Go!

その壱:料 金

 銭湯の料金は、昭和21年公布の「物価統制令」に基づき料金の上限を各都道府県知事が決定することになっています。従って、各都道府県によって料金はまちまちなわけです。
 京都府の場合、令和元年10月1日の改訂で下記の料金になりました。まれに、改訂前の値段の銭湯もあります。
(前回の料金改定は平成26年8月1日。大人430円、中人150円、小人60円。)
(その前の料金改定は平成20年8月1日。大人410円、中人150円、小人60円。)
(その前の料金改定は平成18年10月1日。大人390円、中人150円、小人60円。)
(その前の料金改定は平成17年1月1日。大人370円、中人150円、小人60円。)
(その前の料金改定は平成12年10月1日。大人350円、中人140円、小人60円。)

大人(中学生以上)

450円

中人(小学生)

150円

小人(乳幼児)

 60円

回数券(10枚綴り)

4,300円

 洗髪する場合別途料金を必要とする府県もありますが、京都府は不要です。また、ほとんどの銭湯でサウナの別途料金は必要ありません。

その弐:ロッカー

 京都のお風呂屋さんでは、ほとんどのところに長方形の脱衣籠があります。脱いだ服やバスタオル、下駄箱の鍵などはまとめてこの脱衣籠に入れ、籠ごとロッカーに入れるようにします。ロッカーは必ず施錠しましょう。盗難が有った場合、盗まれた本人はもちろんのこと、一緒に入浴していた方や、お店の方もイヤな思いをすることになります。番台やフロントに言えば貴重品は預かって貰えます。

その参:浴 槽

 関西の銭湯は、浴槽の種類が豊富なことが特徴の一つです。京都の銭湯でも泡風呂、ジェットバス、電気風呂などを多くの銭湯が備えています。電気風呂は、なれないとなかなか入れませんが電極に近いほど刺激が強いので、初心者はなるべく浴槽中央に入った方がいいかもしれません。(と書いておきながら私は電気風呂はあまり好きでない)

その四:体を拭く

 京都のほとんどの銭湯には、浴室の入り口に床がタイル貼りの洗面所があります。脱衣場に戻る前には、ここで体をしっかり拭くようにしましょう。体を拭いたタオルもここで絞れます。後から来たお客さんも気持ちよく脱衣場が使えるようにしましょう。

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